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近年、母の日に送られることも多くなった芍薬(シャクヤク)ですが、その華やかな姿にぴったりの素敵な花言葉や伝説がたくさんあるんですよ。
一つ一つ解説していきます。
芍薬(シャクヤク)とは
「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、芍薬は美人の代名詞として知られています。西洋では、「妖精が姿を変えた花」とされているとか。また、芍薬の根は、生理痛や生理不順、更年期などの婦人病に効果があり、まさに女性の華と言えるのです。
芍薬の開花時期・花言葉
開花時期:5月から6月
芍薬の花言葉
- 清浄
- 威厳
- 恥じらい、はにかみ (ピンク)
- 献身、誠実 (赤)
- 満ち足りた心、幸せな結婚 (白)
- 怒り、憤怒 (紫)
芍薬の花言葉についての解説
ピンクの芍薬の花言葉
ピンクの芍薬には「恥じらい」「はにかみ」という花言葉があります。
徐々に花開き、夜には閉じてしまう様子を、乙女の恥じらう姿に重ねたといわれています。
また、芍薬は英語で「Peony(ピオニー)」と言い、顔を赤くして恥じらうことを”Blush like a Peony(芍薬のように顔を赤くする)”と表現するんですよ。
赤い芍薬の花言葉
赤い芍薬には「献身」「誠実」という花言葉があります。
「世界三大美女」に数えられる小野小町は芍薬の花をとても愛しており、恋文を送り続けてきた男性に「芍薬を毎晩植えて、100株になったら結ばれましょう」と返事をしたのだとか。毎晩芍薬を運んだ男性は残り一本を残して息を引き取るのですが、小野小町は彼を想い、99本の芍薬に歌を詠んで「法実経の花」を作りました。
深く誠実な愛で、ふたりは結ばれていたのかもしれません。
白い芍薬の花言葉
白い芍薬には「満ち足りた心」「幸せな結婚」という花言葉があります。
そのためpxか、近頃は結婚式のブーケやウェルカムボードのモチーフとしてとても人気があります。 もともと「清浄」という花言葉もある芍薬。美しく清らかなイメージがあり、ウェディングにぴったりなお花ですね!
紫の芍薬の花言葉
紫の芍薬には「怒り」「憤怒」という花言葉があります。
あまりにも美しい妖精に嫉妬した美の女神が、その妖精をピオニーの花に変えてしまったという伝説が残っています。
人の怒りを駆り立ててしまうほどの美しさ、そんな力が芍薬にはあるのかもしれません。
まとめ
美しい花や漢方としての高い薬効があるなど、芍薬は才色兼備な女性の美しさそのものです。強く美しいお母さまや、身の回りの女性へのプレゼントには最適ではないでしょうか。
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