失恋や別れの意味を持つ花
恋愛には別れもつきものですが、そんな愛の終わりを意味する花もたくさん存在します。中には、色を変えるだけで全く違った意味になる花もありますので、贈る際には注意しなければなりません。別れや失恋を意味する花はたくさんありますが、代表的なものに黄色のバラや白のゼラニウム、紫のクロッカスに白のチューリップ、それからヒガンバナなどがあげられます。
黄色の薔薇|嫉妬・愛の薄らぎ
黄色のバラには、「友情」の他に、「愛情の薄らぎ」「嫉妬」という花言葉があります。
赤いバラには「愛情」などの花言葉があり、バラといえば愛の象徴だと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、黄色の花全般には嫌悪や不吉などを連想する花言葉がつけられることが多いです。バラを贈るのは良いですが、大切な方へ黄色のバラを贈るのは控えた方が良いかもしれません。
白のゼラニウム|あなたの愛を信じない・偽り
白のゼラニウムには、「私はあなたの愛を信じない」「偽り」という花言葉があります。
ゼラニウムも同様に、色によって花言葉が大きく異なります。例えば赤いゼラニウムの場合は「君ありて幸福」、ピンクのゼラニウムには「決心」「決意」といった意味があります。ゼラニウム全般には「信頼」「尊敬」「真の友情」という意味がありますが、白色のゼラニウムは避けた方が無難でしょう。
アネモネ|恋の苦しみ・見捨てられた・儚い恋
アネモネには、「恋の苦しみ」「見捨てられた」「儚い恋」という花言葉があります。
花の神の二女アネモネが、母と恋人に裏切られた挙句に花の姿に変えられてしまったという伝説が由来しているといわれています。もちろん、赤いアネモネには「君を愛す」というポジティブな意味もありますよ。
紫のクロッカス|愛の後悔
紫のクロッカスには、「愛の後悔」という花言葉があります。
クロッカス全般で見てみると、「切望」「青春の喜び」というような花言葉がありますし、黄色のクロッカスには「私を信じて」という意味があります。そのためクロッカス自体を贈る分には問題ないのですが、大切な人への贈り物に紫のものは避けた方が良いかと思います。
白のチューリップ|失われた恋
白のチューリップには、「失われた愛」という花言葉があります。
代表的な花言葉として、「思いやり」「博愛」などがあげられますが、チューリップもいろによって意味が変わってきます。赤いチューリップの場合は対照的に「愛の告白」、黄色のチューリップには「望みのない恋」「名声」という意味があります。また、紫のチューリップには「不滅の愛」といった意味が込められています。
彼岸花(ヒガンバナ)|悲しき思い出・あきらめ
ヒガンバナには、「あきらめ」「独立」「悲しき思い出」という花言葉があります。
ヒガンバナは縁起の悪い花と言われることもありますし、「地獄花」「毒花」「死人花」などと言った呼ばれ方をすることもあります。見た目自体は美しいですが、何かとネガティブなイメージを持つ花です。しかし、白のヒガンバナには「思うはあなた一人」といった意味を持っています。
このように、ポジティブな意味を持つ花もたくさんありますが、同じ花でも色を変えるだけで失恋や別れの意味が込められてしまうことがあります。花言葉を考えて花を選ぶ際には、その花の色にも注意するようにしましょう。
コメント